セキセイインコの飼い方
平均寿命 : 6~10年ぐらい
標準体重 : 26~29g 標準体長18cm
セキセイインコは丈夫で飼いやすく、人にも良く馴れ、手乗りセキセイとしても親しまれている飼鳥です。種類も多く、いろいろな模様や羽の色を楽しむことが出来ます。
巣引き(繁殖)を目的に飼う場合は、角型で金網製の鳥かごを用意しましょう。1ペアで、幅35cm×奥行40cm×高さ45cm位が鳥かごの目安です。鑑賞用として飼う場合は、角型の鳥かごでなくてもかまいません。
種類は皮付きとむきえさがあります。どちらを与えてもかまいませんが、小鳥は皮付きの方を好みます。(巣引きを目的に飼う場合は皮付きを与えるようにしましょう。)
塩土入れに塩土を入れて与えます。塩土が糞などで汚れたり、少なくなったりしたら新しいものに取り換えてあげましょう。
小松菜、レタス、キャベツ、白菜、ハコベなどを水で良く洗い、1週間に1回~2回ほど与えましょう。青菜類のなかでは、小松菜が良いとされています。ホーレン草は与えないでください。
キセイインコは6ヶ月位で成熟しますが、巣引きは9ヶ月を過ぎた頃からにしましょう。また、真夏の2ヶ月間は避けて巣引きをしましょう。年に一回が基本です。
オス……成長したオスは、くちばしの上の蝋膜が並セキセイは青色、高級セキセイはピンクがかった色をしています。
メス……メスは、くちばしの上の蝋膜が並セキセイ、高級セキセイともに、白っぽい色か茶色っぽい色をしています。
オスとメスを新しいかごに入れて、かごを直接日の当たらない、静かな一定の場所に置いてください。(巣引き中のかごの移動は避けてください。)馴れた頃から巣引きに入りましょう。また巣引き夏と冬は避けましょう。基本的に毎年繁殖可能ですので譲り渡す方を事前に見つけておくなどして計画的に巣引きを行うようにしましょう。
セキセイインコのペアを入れて10日もすれば、新しいかごにも馴れてきます。この頃からボレー入れに3分の1ほどの粟玉を毎日与え、発情を促します。巣はセキセイインコ用の木製の箱を使用します。巣の位置は下に置いていてもかまいませんが安定性だけは確保してください。木製の巣をかじって卵が動かないように自分で巣作りをします。
しばらくするとメスが巣にこもるようになります。この頃からメスは毎日1個ずつ産卵を始め、5個~6個の卵を産みます。3個~4個産んだ頃から抱卵を始めますので、抱卵が始まったら粟玉を与えるのを中止し、発情を止めます。
抱卵期間は18日~21日ほどですが、昼間はオスとメスが交替で、夜間はオスとメスが一緒に行います。
ヒナがかえったら粟玉と青菜を毎日与えるようにしましょう。また、塩土やボレー粉、カットルボーンなどのカルシウムを常に与えてください。親が上手にえさを与えます。巣立ちをして1ヶ月ほど親鳥と一緒のかごで飼い、自分でえさを食べるようになったら、別のかごに移してあげましょう。産まれて3ヶ月~5ヶ月後に親の羽に変わります。
手乗りに育てる場合には、誕生後18~20日(羽毛が生え始めた時期)で巣から雛を取り出し、親変わりにヒナに餌を与えます。
肥満・卵塞・風邪・毛引き(羽つつき)などがあります。
人と動物の共通感染症としてオウム病・鳥インフルエンザ・ウエストナイル熱などがあります。予防方法としてはとりかごや他の飼育用具をこまめに掃除を行いましょう。口移しで餌を与えたり、餌を与えるスプーンなどの共用はやめましょう。また、定期的にとりかごや飼育用具の水洗いと日光消毒を行いましょう。また鳥と遊んだあとは、手洗いを必ず行いましょう。
動物愛護の精神・日本での在来種の保護の観点から動物愛護管理法・外来生物法・種の保存法・鳥獣法などの法律が日本では制定されています。特に動物愛護法では、お客様が一度飼われたペットを一生涯大事に責任持って飼い続けることなどが定められています。
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