子猫には命に関わる感染症があります。これらの病気を予防する為に混合ワクチンを接種します。感染症の感染源は至る所にありますので、感染確率が高い所に行かない事と、子猫に触れるときは必ず消毒する事が重要になります。
生まれたての子猫には母猫からもらった抵抗力が残っています。この抵抗力が残っているうちの感染確率は非常に低いです。この抵抗力が残っているうちにワクチンを接種しても、ワクチンの効果はありません。抵抗力がワクチンをやっつけてしまうからです。抵抗力が切れた時にワクチンを接種するのが理想ですが、抵抗力が切れるまでの期間は個体差があり、通常40日から150日くらいと言われ期間がはっきりしていません。もちろん、抵抗力があるうちにワクチンを接種しても無駄ですが、抵抗力がなくなっているのにワクチンを接種していないと非常に危険ですので、ペットショップでは最短期間である生後56日頃に一回目のワクチンを接種しています。一回目のワクチンが無駄に終わっても二回目、三回目のどちらかが効果を発します。(子猫の場合、三回目のワクチンを接種しない場合もあります。)
一回目のワクチン接種 | 生後56日頃 |
二回目のワクチン接種 | 一回目より三週間〜一ヶ月後 |
※動物病院によっては3回目のワクチンを接種する場合もあります。
ワクチンはずっと効果がある訳ではありません。通常一年に一回接種します。子猫の誕生日にワクチン接種をすれば忘れにくくて良いと思います。
ワクチンを接種する事により、上記の恐ろしい感染症にかかる可能性が非常に低くなりますので、必ずワクチン接種は行ってください。
ワクチン接種をすると、アレルギー反応を起こす可能性が無い訳ではありません。顔が腫れたり、急に元気がなくなったり、ショック状態になった場合にはすぐに接種した動物病院へ連絡してください。 通常アレルギー反応は接種後短時間(30分〜数時間程度)で発生する事がほとんどですので、夜間にアレルギー反応が起こり、病院に連絡をとれないという状況をさける為に、出来るだけ午前中に接種する事をオススメします。
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